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13.03.21. メモ

メモのようななにかのような文章。
誰もでてきません。
私たちは夜を待ちながら、
削れる二時をみていた。
空から降ってくるだいだい色の水から
私たちは空を見上げている。
砂利は口の中へずんずん入っていく。
飲み込まれたレンガが、
夢のそばで眠っている。
ゲレンデにつながったベランダの下で
虹色の花はやはり風に削られていく。
色あせた色の乗る白い紙とパレットで削っていくのだ、
赤い空が見たいと言いながら。
あなたの姉さんはどんな髪をしていたの?
空から返事はない。
からっぽの目に何か映そうとしても意味はない、
コンテナの下に伸びる根はたんぽぽのものだ。
獅子は眠り銅像となる。
(いまだ伸び続ける神経塔の中で)
白い月。赤い雲。そのなかで海だけはひときわ異彩を放っている。
(死の町がよく見える)
遠くでサイレンが鳴っている。
誰かの歌声が海の中にまで聞こえる。
そうだ。
指が指だけでダンスを踊る。
待ってる人がいる。
七つの海と七つの森が
白い砂の
うさぎ
つぶれた
夢の中で
やはり彼は拒んだのだ。
病をむしばむひびわれ。
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